社会人になって2年目になるけど、23歳で転職は早いかな…
転職したいけど実績が少なくて不安…
そんな風に悩んでしまうのは大卒で就職した人にとって23歳での転職が、入社して1年程度で、十分な経験とは言えないからだと思います。
この記事では社会人2年目に起きるさまざまな変化の中、どんな人が転職を考え行動に移すのか、23歳の転職で求められるスキルはなにか、など23歳で転職を検討するために大事なことをまとめました。
この記事を読み終えたらぜひ、自己分析からはじめて、転職活動の目的と実現させたいことを振り返ってみてください。
23歳で転職を考える人が多い理由
23歳で転職を考えるのは、まだ早いと感じる人は多いでしょう。
ですが、多くの人が23歳で転職を考え、実際に行動まで起こしている人も多いです。
ここでは、転職した人がどんな理由で、なぜ転職できたのか解説します。
23歳で転職を考えるのは特別なことではない
23歳で転職をしている人はどのくらいいるのでしょうか?
23歳は社会人1年の経験でやりがいを感じたり、理想と現実のギャップを感じて失望したり、様々な感じ方が芽生えてくる時期であるとともに、今の会社でキャリアを積むのが良いのか迷いが生じてくる人も出てきます。
総務省統計局のデータをもとに確認してみると、15歳〜24歳の年齢層でまとめられていますが、直近の5年では10%〜12%で推移しており、就職している人の10人に1人以上が1年以内に転職を経験したことを示しています。
データを確認してみると、23歳についても、やはり他の年齢層と比較すると転職者の比率は高いと言えるでしょう。23歳で転職を考えるのは決して特別なことではありません。
※転職者:就業者のうち前職があるものの内、過去1年に離職を経験した者
※転職者比率(%):転職者数 ÷ 就業者数 × 100
引用:総務省統計局|労働力調査(詳細集計)2021年(令和3年)平均結果|統計表 第5表
20代前半の転職理由
厚生労働省の調査結果として、20代前半の転職理由(個人的理由)について以下のとおりとされています。
1位 労働時間・休日・休暇の条件が悪かった ・・・ 14.3%
2位 職場の人間関係がよくなかった ・・・・・・・ 11.1%
3位 給料等収入がよくなかった ・・・・・・・・・ 9.5%
4位 会社の将来が不安 ・・・・・・・・・・・・・ 6.4%
5位 能力・個性・資格を活かせなかった ・・・・・ 4.3%
転職理由は、転職を行う目的につながる重要な要素で、採用面接のときには必ずと言っていいほど問われる内容です。
採用担当者は23歳で転職活動する人を、以下のようなことを見極めるために退職理由を確認します。
・大卒で1年、高卒だと4年の社会人経験があるため、仕事への取組姿勢、熱意、価値観など自社の社風にマッチする人材であるか。
・応募者を自社で受け入れたとき、応募者の転職理由が解消され、長く活躍してもらえる人材であるか。
転職活動を行う場合、具体的な内容と、今の状況をどのように変えたいのか、言葉で説明できるよう事前に書き出して練習をしておきましょう。
平均月収について
転職理由でも収入の条件が良くないことが上位にあがっていましたが、20代前半の平均月収が厚生労働省より示されています。
今の収入に疑問を持っている人は以下の表で確認してみてください。表では20歳〜24歳の平均ですので、23歳であれば、中間の年齢である22歳より1歳上であることから、表の金額よりも少し上回る程度と考えられます。
表の中では、20歳〜24歳の男女平均月収は、月額21万3100円とされています。(なお、この金額には残業手当などの月で変動する金額および、賞与は含まれていません)
23歳の転職が多いワケ
それではなぜ、23歳の若さで転職する人が多いのでしょうか?
それは企業側も23歳という、若手の人材を求めているからです。
企業が成長し続けるには、次の世代を担う若手の採用・育成がとても重要で、多くの企業が20代前半である若手採用にとても積極的です。
23歳であれば、即戦力とは言えないまでも社会人経験が1年以上あるため、現場での実践教育からスタートできる人材として採用される例も少なくありません。若さそのものが武器であり強みなのです。
本格的に転職活動を行う場合は、企業が応募者に対して期待していることを理解してから進めるようにしましょう。
23歳(社会人2年目)に起きる環境の変化
23歳は社会人2年目になる人が多いと思います。ここでは、入社して2年目に起こる職場環境や仕事内容の変化について解説します。全ての変化へ完璧に適応できる人はごくわずかですので、仕事に悩みを持ち、ストレスを感じる人も多くなります。
具体的にどんな変化が起きるか例をあげますので、あなた自身の状況と照らし合わせてみてください。
実践的な仕事が増え難易度が上がる
新入社員教育や現場教育を経て、徐々に実践的な仕事が増えて、難易度が上がってきます。これまでは比較的単純な作業で分からないことを先輩に聞けば済んだことが、仕事の難易度が上がると、自身が知りたいことをまとめてから聞かないと解決しないケースも出てきます。
分からないことを先輩に質問しに行って、逆に「何が知りたいの?」と問われることを経験した人もいるでしょう。
このようなことは成長する過程ではよくあることですが、分からないことが何であるか、分からない自分にもどかしさを感じる人も多いです。
仕事の目的を理解しておくことと、質問しようとしていることが分かれば仕事が前に進められるか事前に自問自答してから、質問することが大事です。
仕事量が増える
できることが増えれば、当然のように任される仕事も増えてきます。後輩の面倒を見たり、イベントごとの推進役を任されたり、実務以外の仕事も含めて増えてきます。
会社から頼りにされている証拠でもあり、経験を積むチャンスです。しかし、入社2年目では言いにくいかもしれませんが、状況によっては「できない」と自己主張する勇気も必要になってきます。
結果が求められる
仕事が増えれば、どの仕事を、いつまでに、どこまで終わらせるかという、予実(予定と実績)管理をすることが増えてきます。
先輩や上司は、2年目で作業が予定どおり進まないことがありうることも理解していますが、仕事のボリュームを見極める力をつけるためにも予実管理して、終わったら振り返りを行います。
そのようにして、確実な結果を出せるようになることが求められます。思うように進まずもどかしい思いをする人も出てくるでしょう。
一朝一夕にできるものではありませんので、最初は予実がズレるのは当たり前、振り返りを必ず行い、次回に活かすことを繰り返して積み上げて行くことが大事です。
自主性が求められるようになる
新入社員で入社したときには、分からないことは何でも親切に教えてもらえますが、徐々に教えてもらったことも増え、分からないことを「調べる方法」を教えてもらい、自主的に仕事を進めることを求められるようになります。
新入社員のときには分からないことを聞きやすかった環境が、徐々に聞きにくく感じる人も出てくるでしょう。
先輩から何でも教えてもらえることが当たり前と思わず、教えてもらう礼儀として以下のようなことには注意しましょう。
・一度聞いたことは二度聞かないようにメモする
・調べ方を教わっている場合、聞く前に自分でも調べてみる
・自分なりの答えを持って、質問するようにする
同年代の社員と比較・評価されるようになる
会社員である以上、避けられないことですが、昇給・昇格・賞与などの人事考課の対象となり、他人(特に同世代)と比較、評価されるようになります。
評価結果は上司とのマンツーマンの場でフィードバックされますが、自身が考えていることと、他人から見えている自分には必ずギャップがあります。
中にはできていないことを指摘され、イヤな気持ちになることもあるかもしれませんが、事実であれば素直に受け止め、内容に違和感があれば確認して、次の活動につなげられるようにすることが重要です。
また、同年代と比較して力の差を感じることもあるでしょう。他人との比較をやめ、過去の自分と比較をするように努めることも大事です。
後輩ができる
毎年、新入社員を採用している企業であれば、2年目には後輩社員が入社してきます。
新入社員が分からないことを教える立場になり、自身でも分からないことは、調べたり、先輩に聞きに行くなどの対応が必要です。人によっては気苦労が増えるでしょう。
教えることは自らの学びにつながります。先輩としての威厳を保つより、ともに学ぶスタンスで臨むと良いでしょう。
変化がなく同じ仕事ばかり
これまでは変化することについて解説してきましたが、逆に何も変わらない、同じ作業の繰り返しということも考えられます。
やりがいが感じられなくなることも考えられますが、それだけ基礎的なことを会社が重要視しているケースもあるので、作業の意味・位置付けを確認することが重要です。
まとめ
これまで社会人2年目に起こる主な環境の変化について解説してきました。学生から社会人に変わって行く過渡期ですので多くの変化があり、悩み多き時期であることに違いありません。
一概には言えませんが、これらのことは社会人であれば誰もが通る道であり、転職だけが解決する手段ではありません。もちろん、環境の問題があって転職することにより、働きやすくなるケースもあります。
本格的に転職を考える前に、あなたが、なぜ転職を考え、何を実現したいのか、ここまで解説してきた実例をもとに、転職が本当に望ましいものか考えてみましょう。
23歳の応募者に企業が期待していること
23歳の転職者を採用しようとする企業は、応募者に対してどんな期待を寄せているのでしょうか?
企業側の目線で解説します。
基本的なビジネスマナーの実践
22歳ではビジネスマナーの知識を有している程度の認識ですが、社会人経験が1年以上ある23歳では、企業はある程度、実践の場を経験しているものと想定しており、ビジネスマナーを知っているだけではなく、身についているものと考えています。
ポテンシャル+α
企業は時間とお金をかけて育成することを前提に若手の採用を考えており、育成についてこれるだけの、やる気・能力・適性が備わっていることを期待しています。
この期待値は22歳と変わりませんが、22歳ではやる気・能力・適性を面接で判断を行うのに対し、23歳では実務経験が1年以上あるため『実務で必要とされる資格』や『知識レベルを証明する資格』があれば大きなアドバンテージになります。
また、新しい業界にチャレンジする場合でも、業務経験と並行して資格取得して知識を補う姿勢やポテンシャルを証明することにもつながるので、資格については履歴書、職務経歴書でも積極的にアピールしましょう。
即戦力としての能力(高卒の方向け)
高卒で社会人経験を積んできたあなたは、4年の職務経験があることになります。
その経験を応募企業の業務へ活かせれば、大卒の人より即戦力としての期待も高まります。
高卒の方は、若さという武器に加えて、職務経験を活かせるものとして積極的にアピールすると良いでしょう。
まとめると以下の3つになります。
23歳で転職をする場合にはこれら4つの強みを存分に生かし、面接などでも積極的にアピールするようにしましょう。
・基本的なビジネスマナー
・ポテンシャル
・即戦力としての能力(高卒の方向け)
23歳で転職を考えるメリット
23歳の転職においてメリットと考えられる要素はたくさんあります。それぞれの要素を確認して自己アピールに活かしてください。
若さそのものが武器
先述しましたが23歳という若さはそれだけで強みになります。
22歳と比較して、23歳では社会人経験の部分も含めて、より期待値が高く、前職での経験から学んだことをアピールすることで、希望どおりの転職が成功する可能性は高くなります。
異業種(未経験)への転職も可能
通常、中途採用であれば即戦力として、業界での経験年数やスキルレベルが問われますが、23歳の転職では業務的な経験がほとんどないことが織り込まれています。
企業側も最初から育成するつもりで採用するため、未経験の業種へ応募することも可能です。また、異業種であっても社会人経験は1年以上ありますので、業界に関係なく社会人としての経験は決してムダにはなりません。
第二新卒として転職しやすい(大卒)
多くの企業は新卒採用を行う際、併せて第二新卒の採用も行っており、時期によっては、第二新卒として応募することも可能です。
新卒採用者と同じ枠で採用する企業の場合、いずれかの企業で入社時の新人教育が済んでいて、少しでも社会人経験がある第二新卒者は新卒採用者より優位に立てるチャンスがあります。
また、第二新卒者同士の比較もありますので、前職の経験で活かせる部分があればより優位に立つことができます。
point
第二新卒とは主に最終学歴にあたる教育機関を卒業してから3年以内の人の事を指します。似たような言葉で既卒という言葉がありますが、こちらは最終学歴にあたる教育機関を卒業してから一度も就職した事が無い人を指します。混同してしまう人が多いので注意しましょう。
失敗をしたとしてもやり直せる
23歳の転職が仮に失敗に終わったとしても、まだ十分にやり直せる年齢です。
若年層では失敗から学べることが多くあり、失敗そのものが経験として、次の転職にも活かせるでしょう。
23歳で転職を考えるデメリット
23歳の転職におけるデメリットについても紹介します。
ネガティブなことを考え出したらキリがないという側面はありますが、デメリットも念頭において、あなたが転職をとおして実現させたいことをあらためて確認しましょう。
短期間での退職への懸念(大卒)
前職を2年目で辞める場合、企業側はうちに来てもまたすぐに退職してしまうのではないか?と懸念を持っています。大卒23歳では前職の経験をいかに発展させていきたいか、前向きな材料で疑念を持つ企業を安心させることが必要です。
point
待遇面での理由を転職理由として伝えると自分本位な人なのではないか、事前に調べる能力が不足しているのではないかといった印象を与えかねないので極力控え、次は短期で離職しないといった気持を伝えるためにも、具体的な入社後のプランなどを伝えるようにしましょう。
せっかくの実務経験が不意になる可能性
23歳では現場に出て、実践的な業務に携わることも増え、これから企業の戦力として活躍し始める時期ですので、キャリアを積む上で重要な時期でもあります。転職によって、これから戦力になるチャンスを不意にしてしまう可能性は否定できません。
キャリア不足を指摘される可能性
企業側のニーズによりますが中途採用を考えている企業にとって、通常、即戦力を考えているケースがほとんどで、23歳の転職者をキャリア不足と指摘する場合もあります。
業界での経験年数やスキルレベルを客観的に比較すると、他の応募者より見劣りすることは否めませんので、そのように指摘される可能性があることは想定しておくのが良いでしょう。
23歳転職の成功・失敗のパターン
短期間で2回、3回と同じ失敗を繰り返さないためにも、成功・失敗のパターンを確認し、失敗するパターンと一致している場合には対策をとり、成功パターンに近づけるようにしておきましょう。
成功するパターン
あえて転職をしないという選択も重要
社会人2年目を迎える23歳は社内の環境が大きく変わり、社会人生活に悩みを持って転職を考える方も多いです。
内容によっては転職をしても同じ状況になってしまい、結局は自分自身が成長して乗り越えないと解決しないこともあります。冷静に自身の状況を見つめ直し、現職で課題を乗り越え、成長してから転職を考えることも一手です。
仮にそのような場合でも、転職エージェントなどを活用して自身の市場価値や、転職市場の動向について情報収集しておくと良いでしょう。
転職はいつでもできる!今は自身の課題と向き合おう!と前向きに考えられるようになるケースも多くあります。
企業分析、業界分析まで行っている
社会人経験の中で何を優先させたいか、意思が定まっている人もでてきていると思いますが、意思が定まっていない人は、転職の目的がブレないようにするためにも企業分析・業界分析をおすすめします。
企業・業界の捉え方はさまざまで、給与、福利厚生、休暇取得率、企業成長、企業規模、安定性、業務内容など多面的に捉えることができます。
ターゲットになる業界・企業でやりたいことまで見えてくると、採用面接でも転職の意欲を伝えることができるでしょう。
point
企業、業界分析の際は合同企業説明会に参加したり、四季報を読み込むなどして会社の事業内容はもちろん、財務状況なども把握しておくようにしましょう。
キャリアアップするイメージができている
その業界内にどんな役割があって、どんな経験を積んで、どんなプロセスを経てキャリアアップしていきたいのか、イメージができていると採用担当者も応募者が実現させたいことを理解しやすくなります。
前職と同じ業界で転職する場合、あなたがどのポジションにいて、今後、実現させたいキャリアが明確になっていると、転職理由にも説得力が高まります。
長く働くことがアピールできている
若さが武器であることは先述しましたが、同時に前職を短期間で転職していることに対して、採用しても同じことになるのではないかと懸念されていることも事実です。
キャリアアップのイメージを説明する中で、腰を据えてじっくりと経験を積むことを伝えられれば採用担当者の安心感に繋がります。
まとめると以下の4つになります。
入社後のギャップをなくすためにも事前のリサーチは欠かさず、思い描いたキャリアプランを実現するためにも志望企業で長く働く必要があるということを伝えるようにしましょう。
・焦って転職しない
・企業分析や業界分析をしっかり行う
・キャリアプランを明確にする
・長く働くことをアピールする
失敗するパターン
目的があいまいな転職
23歳で転職の場合、職場での環境の変化が多く起こり、悩みごとも増えてくるでしょう。その悩みから解放されたいという思いだけで転職を考えるのは早計です。
なぜなら、どこの会社に転職しても仕事をする上では、何らかの悩みや壁にぶつかることはあるからです。悩みごと一つ一つに向き合って、自分がどのようにならなければいけないか具体的に考えてみましょう。
それでも転職が結論であれば、転職の目的を具体的に深掘りして、面接のときにハッキリと説明できるようにしておきましょう。現職(もしくは前職)の不満を述べるだけにならないよう、以下のような視点で考えてみてください。
・現状を具体的に何をどう変えたいか
・そのために自分で何をするのか
・なぜ応募先企業だと目的が達成できるのか
・自分を採用することによる企業側のメリットは何か
退職してからの転職活動
転職活動に専念するため、現職を退職するケースも失敗してしまう要因になります。先に退職を決めてしまうと、転職活動中の生活資金は貯蓄からまかなうことになり、転職活動に心の余裕を持って継続できない場合も多いです。
平均して2〜3ヶ月が転職の活動期間になります。その分の余裕をもって、転職活動を行う方が、良い会社を選ぶことができやすくなります。
また、職歴の空白期間が長くなると、書類審査や面接での印象も悪くなり、転職先を決めることに焦って、妥協の末、後悔が残る転職にもなってしまいかねません。
反面、在職中の転職活動は職歴に空白期間はなく、書類審査では圧倒的に有利です。また、転職先を選ぶ余裕もありスムーズに活動を進めることができます。
23歳であれば、現職の業務もある程度こなせるようになっている場合が多いので、ブラックな企業であったり、精神的にどうしても持たないなど特別な理由がない限りは、現職の業務を続けながら、転職活動することをおすすめします。
複数回の転職
23歳の若さで2回目、3回目の転職はかなり厳しいです。
いくら正当な転職の目的や、前職を離職した理由を説明しても、企業には理解が得られにくいことと、他に良い人がいればそちらを採用する可能性が高くなります。
漫然と転職活動をしていても採用されるのは稀でしょう。そのような場合、企業側に採用したいと思わせるポイントが必要になるため、緻密な作戦が必要です。
point
転職理由を聞かれた際には、ストレス耐性がない、他責思考といった印象を与えかねないので、ネガティブな理由での転職ということを伝えないようにしましょう。
希望条件が高すぎる
年齢や業界によって年収の相場があり、相場を超えるような希望年収を出すと、特別な経験やスキルがない限り、失敗につながります。
企業には給与制度に基づいて支給できる給与額が決まっており、特に23歳という若さでポテンシャル採用では、給与制度を超えるような給与額は提示されません。
面接での評価が高かった場合、企業側から支給できる給与について打診がありますが、そうでなければ採用を見送ることになります。
事前に給与の相場を確認しておくことが重要です。
まとめると以下の4つになります。
退職後の空白期間を作らないためにも出来る限り現職と並行で転職活動を行い、23歳の場合ポテンシャル面を評価しての採用になることが多いため、待遇面であまり高望みせずに転職活動をする事で選考もスムーズに進み、短期離職を避ける事にも繋がります。
・転職目的があいまい
・退職してから転職をする
・転職回数が多い
・希望条件が高い
転職を成功させるためのカギ
転職活動を成功させるために押さえておきたいポイントを説明します。
転職して希望をかなえるためにも確認しておきましょう。
応募は複数の企業を同時並行で進める
23歳では年齢が強みとなる転職ですが、1社ずつ、応募〜面接〜結果確認を繰り返していては、転職の活動期間が必要以上に長引く可能性があります。
社会人経験1年程度であれば、キャリア不足を理由に不採用となるケースも考えられることから、複数社に応募して、直接企業に疑問点を確認しながら、並行して転職活動を進めましょう。
入念な面接対策
採用面接では、ある程度、質問される内容は決まっています。
特に23歳の転職では現職(もしくは前職)で、苦しんだことや悩んだこと、それをどうやって克服してきたか、逆にやりがいを感じたことなど、応募者のパーソナリティを把握しようとする質問が多くなります。
社会人として経験してきた苦労話を語れるくらい、事前に聞かれそうな事は整理しておき、面接官にネガティブな情報と誤解されずに趣旨が伝えられるように準備しましょう。
転職支援のエージェントの活用
転職を成功させるためには数多くの気を付ける点があり、転職のノウハウを蓄積したエージェントを活用することは有効な手段と言えます。
エージェントは求人を出す企業とも連携をとり、企業の採用状況・目的を把握しているため、転職活動をしている人の目的が実現できる求人を紹介することができます。
また、採用面接のとき、転職活動の目的や志望動機など、伝え方によっては採用担当者からネガティブな情報として伝わりかねない内容も、面接練習をとおして伝え方など事前確認することができ、安心して転職活動を進めることができます。
もし仮に転職しないという結論になったとしても、転職市場の動向や自分自身の市場価値などを把握する上でもエージェントの活用はおすすめします。
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23歳の転職活動は、大卒の方にとっては、1年~2年未満の短期離職になりますので、自己分析を通してキャリアビジョンを立てることで、希望を叶えられる企業への転職成功確率を上げることが出来ます。
また、高卒の方にとっては、3年以上の実務経験(社会人経験)がありますので、これまでの経験を活かして給与を上げる転職も、未経験業界で再チャレンジする、のどちらも十分に可能です。
どちらの方が幸せな転職ができるか、についてはぜひ、弊社のキャリアアドバイザーと話して、キャリアビジョンを立てることがおすすめです。
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