「年収600万ってどんな生活を送れるの?」
「いくら貯金できるの?」
そんなことを考えたことはありませんか?
この記事では、実際の手取りや生活レベルから、年収600万円を目指すための自己投資とキャリアアップ戦略まで解説します。
上位7%以下?年収600万の手取り額を解説!
国税庁が実施した令和3年度版の民間給与実態調査によれば、年収600万円から700万円未満の範囲に該当する人は、全体の6.7%です。
さらに、性別ごとの割合を見てみると、女性では3%、男性では9.4%の結果となっています。
年収から税金と社会保険料を差し引いた後の金額が実際の手取り額となりますが、年収600万円の場合は総支給額(600万円)から所得税(20万円)・住民税(30万円)・社会保険料(100万円)を差し引いた約450万円が手取り金額となります。
上記は一般的な計算例なので、地域や雇用条件で金額が変動する可能性はありますが、比較的余裕のある暮らしができそうですね。
実家暮らしの支出やライフスタイル
ここからは、年収600万円で実家暮らしした場合の支出やライフスタイルを解説していきます。
実家暮らしの平均的な支出は、食費(約4〜6万円)や通信費(約1〜3万円)・交通費(約1〜3万円)・娯楽費(約2〜4万円)など計12万円程度の支出がかかってきます。
年収の手取り額(約450万円)を12ヶ月で割ると、1ヶ月の手取り額は「約38万円」になり、そこから毎月の支出額(12万円)を差し引くと、手元に26万円が残る計算になります。
このように年収600万円の人は毎月26万円を自由に使うことができるため、比較的余裕のある生活を送ることができます。
そして、実家暮らしの場合は、家賃や光熱費がかからず生活コストを抑えることができるので、より経済的な余裕を持った状態で生活できるでしょう。
一人暮らしの支出やライフスタイル
続いて、年収600万円で一人暮らしした場合の支出やライフスタイルを解説します。
年収600万円で一人暮らしをするなら、家賃や光熱費、生活費などの支出があります。
仮に家賃が「10万円」、電気、ガス、水道などの光熱費を「1万円」、洗剤やトイレットペーパーなどの日用品を「1万円」で計算すると、これらの合計支出は月に24万円程度です。
ここから毎月の手元に残る金額を計算してみると、1ヶ月の手取り額(38万円)から24万円を引いた14万円が手元に残る金額になります。
実家暮らしの人の手元に残る金額よりは少なくなりますが、それでも自由に使える金額は多く、貯蓄もしやすい年収層であると言えるでしょう。
独身者の食費と日用品はどのくらい?
独身者の食費と日用品はいくらの支出があるのでしょうか。
独身者の年収600万円の場合、食費と日用品に充てる平均的な月の支出は合計で約7万円になります。
月の食費は平均で5万円であり、外食や食材の購入が主な支出です。
また、日常生活で必要な洗剤やトイレットペーパーなどの日用品の支出は、1か月で約1万円ほどかかります。
通信費・交通費はいくら使える?
次に、携帯電話やインターネットの通信費、交通費の支出について解説します。
年収600万円の場合、通信費や交通費の支出は約5万円です。
具体的に、携帯電話やインターネットの通信費が「約3万円」で交通費は「約2万円」の計算となります。
通信費を安く抑えることはできますが、交通費は固定でかかってくる場合が多いので、この支出は少し抑えづらいところではあるかもしれません。
趣味や娯楽費は何ができる?
年収600万円の生活では、趣味や娯楽費にも十分にお金をかけることができます。
年収600万円の場合、趣味や娯楽費にかかる一般的な支出は約3万円です。
具体的には、映画鑑賞やコンサート、美術館・博物館巡り、スポーツ観戦、趣味に関するアクティビティなどのレジャーや娯楽がお金をかける対象として該当します。
ただ、十分にお金をかけることができるとはいえ、いくらでもお金をかけてしまえるところでもありますので、あなたなりのルールを持って使用限度額を決めておきましょう。
実家暮らしと一人暮らしの貯金可能額を比較してみた
実家暮らしと一人暮らしの場合では、それぞれいくらくらい貯金できるのでしょうか。
金融広報中央委員会の調査によると、年収600万円の貯金額は手取り額の10〜15%でした。
年収600万円の人の月の手取り額は約38万円ですので、その10%の「約4万円」が実際の貯金額となります。
手残り額は約26万円から12万円であることから、どちらも最大で10万円程度は貯金が可能でしょう。
参照:金融広報中央委員会「知るぽると」|家計の金融行動に関する世論調査
年収600万円を実現しやすい業種とキャリアパスとは?
「年収600万円を実現しやすい業種はあるの?」
「これからどのようなキャリアパスを進めばいいの?」
など疑問に思う人向けに、年収600万円を実現しやすい業種とキャリアパスを解説していきます。
国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、平均年収が600万円を超えている業種は「電気・ガス・熱供給・水道業:766万円」「金融業・保険業:677万円」「情報通信業:624万円」の3業種です。
ただ、全年代の平均年収のため20代で年収600万円を達成できるわけではありません。
営業職のインセンティブや専門性の高いスキルを持っているなど、他の人と比べてあなたのビジネススキルに売りがあることがポイントです。
営業職のインセンティブで年収600万円を実現するには「金融業」や「不動産業」、エンジニア経験が5年以上で「IT業」などのスキルが必要になります。
続いて、キャリアパスですが「専門知識」「高いスキル」「豊富な経験」「専門資格」を持って高い役職に就くことは大切です。
年収600万円を実現しやすい業種と上記のようなキャリアパスが組み合わさることで、年収600万円を実現しやすくなるでしょう。
年収600万円を目指すための自己投資とキャリアアップ戦略を解説!
年収600万円を目指すためには、自己投資とキャリアアップ設計が欠かせません。
具体的に「専門的なスキルや資格の習得」に自己投資するのがよいでしょう。
キャリアアップ設計では、日々の仕事で常に成果を挙げ、組織でリーダーシップや新しいプロジェクトへの参加が大切です。
自己投資でスキルを高め、キャリアアップするためのルートを考えながら、あなたの市場価値を上げることで、年収600万円を実現できる可能性が高まります。
まとめ
これまで、年収600万円を手取り年収や支出、そして年収600万円を実現しやすい業種やキャリアパス、年収600万円を目指すための自己投資とキャリアアップ設計を解説してきました。
20代で年収600万円を実現するのは、決して簡単ではありませんが、コツコツと実績や専門知識やスキルを高め、豊富な経験と専門資格を持つことで、高い役職に就けるチャンスもやってきます。
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