突然ですが、あなたの夢は何ですか?
具体的に言葉に表すことって、意外に難しいですよね。
今、目の前の仕事をこなしているけれど、本当にこれでいいの?
自分のキャリアって、この先どうなっていくの?
本当の自分は、何をやりたいんだろう?
キャリアについて迷い始めると、止まらなくなってしまいますよね。
その迷いや悩みに終止符を打ってほしい。
自分の道を切り拓くきっかけに巡り合ってほしい。
そんな想いを胸に、リアルな情報をお届けしたいと思います。
今回、インサイドセールスとして活躍しているY.H.さんにお話を伺いました。
Y.H.さん
入社半年にして4ヶ月連続目標達成という実績でBDR立ち上げメンバーとして活躍中。
よろしくお願いします。
転職を検討している方の背中を押すような、
そんなお話をお聞かせいただければと思います。
はい!よろしくお願いします。
可能な限りお答えしていきますので、お気軽にお聞きください!
「私ばかりが話すよりも、対話形式でお伝えしていったほうがいいですかね?」
と、こちら側のことも配慮してくださってからインタビューがスタート。
開始5分も経たずして、インタビュアーの私はすっかり安心しました。
どのようなインタビューが繰り広げられていくのか……、ぜひお楽しみください。
転職について
これまでの経歴と、転職を考えたきっかけについて教えてください
「自分がやればやるほど上にいける場所へ」
2019年に大学を卒業した後、ファーストキャリアとして人材業界を選びました。
そこで、私は最初に携帯販売の現場に所属となったんです。
当時の気持ちを赤裸々に話すと、本社でキャリアアドバイザーとしてスタートを切りたい気持ちもありました。
もちろん、お仕事を紹介する以上、転職者の気持ちを知っておくことは欠かせないと心得ていましたし、目の前の業務に全力で取り組みました。
全力で取り組んでいたのもあり、他社さんの現場を経験できたことも、いろんな派遣の方と一緒に働けたことも、総じて楽しいと思えるような仕事でしたね。
ただ、楽しいというだけではなく、「上り詰めたい」という気持ちも芽生えてきたりして……。
「関東で一位取ったら実績を認めてください」って直談判したこともありました。
結果的には本社に異動することが叶い、キャリアアドバイザーの仕事にシフトしたんです。
―そこから、なぜ転職を考えたんですか?
キャリアアドバイザーをしていて強く思ったのが、「自分がやればやるほど上に行ける場所で活躍したい」「自分の力で会社を大きくできる環境で働きたい」ということでした。
それが、転職を考え始めた大きなきっかけです。
どうしてインサイドセールスとして働きたいと思ったのですか?
「お客さんに最初に影響を与えるために」
「自分がやればやるほど上に行ける場所で活躍したい」
「自分の力で会社を大きくできる環境で働きたい」
こう思ったときに、どこが最も自分に向いているのかを考えました。
そのときに一番しっくりきたのが、インサイドセールスだったんです。
「最初に影響を与えられる」
「社名を使って仕事をさせてもらえる」
「会社の顔となる」
インサイドセールスのこういうところに凄く魅力を感じました。
自分の成果が、フィールドセールス全体の成果にも繋がると思うと、一番インパクトを与えられる仕事なんじゃないかなって思いました。
現職について
今の会社に決めた理由は何ですか?
「設計者がいないからこそ、狙いにいきたい」
今までは大きい会社で働いていたので、制度が整っていて安定していました。
もちろんそれも大きな魅力ではありますが、私は「裁量を持って仕事をしたい」という想いが常にあったんです。
「転職するからには、働き方を180度ガラッと変えたい」っていう想いもあって……。
そこで巡り合ったのが、現在の会社でした。
会社の方針が、「アプローチ方法は任せる」というものなんですよね。
目標設定もそうですし、外部への発注なども任せてもらえるので、とても魅力的でした。
何より、選考の段階で「上のポストが空いてる」という話を受けていたんです。
設計者がいないのなら、自分の頑張り次第でスピーディーに狙えるんじゃないか……、強くそう思いました。
どのようなキャリアビジョンをお持ちですか?
「最短1年3か月で、責任者へ」
弊社は上場を目指している会社です。
上場のタイミングで、責任者に絶対になりたいです。
それは、自分の市場価値を高めることにもなりますし、可能性を広げることにも繋がると思っています。
―今のところ「ゆくゆくは転職を…」とは考えていないですか?
そうですね。考えていません。
やはりまずは「上場のタイミングで責任者に!」っていう気持ちが強いですし、その先に関してはまだ見えていないのが正直なところです。
その頃には知識や経験、そしてノウハウも培われていると思うので、また仕組みづくりに携わるのも良いのかな……とは思っています。
インサイドセールスのやりがいについて
今のお仕事に楽しく取り組めていますか?
「自分の裁量で、様々な仕掛けを考えることが楽しい」
そうですね、とても楽しいです。
アプローチ方法を限定する会社さんも多いと思うんです。
「電話かメールだけでアプローチしてくださいね」って言われることも多々あるみたいですね。
でも私たちの場合、お金がかかる時は予算の相談にも乗ってくれます。
いろんな仕掛けを考えられることも、とても楽しいです。
「ただのプレイヤー」として私たちメンバーを見ていないところに喜びを感じます。
正直なところ、別のポジションへの異動を考えたことはありますか?
「こだわりを持って、やり抜きたい」
全く思いませんね……(笑)
インサイドセールスって他部署との連携が密なので、社内異動もしやすいんですよね。
実際、フィールドセールスの話を貰ったことがあるんですけど、インサイドセールスにこだわってやり抜きたいです。
入社した理由が、「設計者になりたい」というものあって、ブレたくないなって思っています。
仕事について
1日の流れを教えてください
まずは、朝礼があります。そこで、アプローチをする会社さんの確認などを行います。
弊社のサービスの特長なのですが、ハウスリードがとても少ないんです。
アプローチをかける相手がいきなり決裁者なので、知見がないままにアプローチをするのは弊社のブランディングにも支障が出ます。
そのため、リサーチをしっかりして念入りに準備をしてから電話をかけるようにしています。
アプローチをかけるのは、昼前ぐらいまでです。
13時以降は電話が全くつながらない会社さんもありますね。
そのため、午後は電話予約とか入ってない限りは、メールでのアプローチだったりコンテンツの作成だったり、社内ミーティングをしています。
そして、17時以降に再度電話をしています。
1日に電話を掛ける時間は、4時間くらいです。
―4時間でどれぐらいの方に電話をしていますか?
多くても20社ほどです。
先程お話ししたように、アプローチをかけるお相手が決裁者なので代表の場合が凄く多いんですよね。
「○○(弊社のサービス名)聞いたことあるよ」
「実はちょっと興味あったんだよね」
って言ってくださる方も多くて、ブランディングを下げないように心掛けています。
そのため、事例の紹介だったり、具体的な仮説だったり、より詳しい内容をお伝えできるように準備しています。
その準備をしていると、あまりたくさんの方々に電話はかけられないんです。
要は「カジュアルな電話」は弊社では行っていないですね。
―2名体制と伺いましたがもう1名の方も同じような流れで仕事をされていますか?
ちょっと違います。
というもの、その人はハウスリードではなくホットリードの担当なんですよね。
私の担当はハウスリードですので、どのようにしてアプローチをかけていくのかが要になるのですが、ホットリードはお問合せ頂いたら直ぐにアプローチをかけることが要となってきます。
そのため、お問合せを頂いてから5分以内にお電話することはマストですね。
その場合は、事前準備に時間をかけるよりも、すぐに行動することが大切です。
電話しながら、お客さんのお話や興味も伺えるので、ホットリードに対しては「スピードが正義」だと思っています。
―ホットリード担当の方には、お問い合わせがくるまでの待機時間が発生することもありますか?
実は、そんなこともないんです。
前日にお電話が繋がらなった会社さんにもアプローチをかけています。
また、一週間で全く繋がらない会社さんに対して少しずつメールなどをさせていただいているんですよね。
そういったことも行っているので、待機時間が発生して手持無沙汰……なんてことはありません。
特に意識していることはありますか?
「お客さんのことは、大親友だと思っています」
正直、全く成果が出せない時があったんです。
その時から「ギブネタ」っていうのを徹底するようになりました。
「お客さんのためになる情報って何だろう?」
「今、何を最も求めているんだろう?」
こういったことを的確に判断できるように意識しています。
例えば、webセミナーをやっている会社さんでしたら、「今はリード集めに注力しているのかな?」と仮説を立てています。
これを意識しているのもあり、今期も順調に目標を追うことが出来ています。
―お客さんのニーズを特に意識されているんですね。
自分のエゴだけで話さないようにしています。
電話する前は「商談の予定を立てたい」「受注に繋げたい」という想いがあってもいいと思います。
ただ、話している最中は、お客さんに楽しんでいただいたり、「この人と話して良かった」って思っていただいたり……、電話の内容の方が大切なんですよね。
私も電話するときは、お客さんのことを大親友だと思っています。
「なんか楽しいな」「Y.H.って人面白いな」って自分の名前を覚えていただくように意識しています。
そうすると、後日「やっぱりY.H.さんにお願いしようかな」というようなご連絡を頂けることもあって、とても嬉しいです。
夢について
将来の夢は何ですか?
「『Y.H.と言えば〇〇』みたいなキャッチコピーを」
「Y.H.って言ったら〇〇だよね」って言われるようなセルフブランディングをしたいです。
これまで、「Y.H.って行動力があるよね」「Y.H.って元気だよね」というように、性格面での評価を頂くことはありました。
今は、その更なる高みを目指しています。
「Y.H.と言えばインサイドセールス」というように、ポジションやスキルでそう呼ばれたいなって思うんです。
社内にとどまらず、社会の方々にもそうありたいです。
その夢に近づくために、自分の中では「責任者」が突破口になると思っています。
転職者に向けて
インサイドセールスに向いている人はどんな人ですか?
「自らアウトプットができて、情報を取りにいける人」
ありきたりかもしれませんが、「コミュニケーションが取れること」は欠かせませんね。
社内はもちろんですが、社外でもコミュニケーション能力は試されます。
私はインサイドセールスとして働くまでは「1人で淡々と電話して数字を出していくような仕事なんだろうな」って思っていました。
しかし、そのイメージは全く違ったんです。
一人の力では分からないことだらけなんですよね。
分からないことがあると、知識の幅を広げることが大切だと思っています。
その時に、社内のいろんな人とコミュニケーションを取るようにしていますね。
正直なところ、コミュニケーションをあまり取らない方ですと、結果は出せても最初だけ……っていうこともあるかもしれません。
あとは、別の部署の人に「インサイドセールスって実際に何やっているんだろう」ってブラックボックスのように思われることもあります。
自分たちが何をしているのかをアウトプットできた方が、社内の人との関係構築をしやすいですね。
何より、他部署の人から情報を得ることにも繋がります。
やはり、インサイドセールスは知識の量も大事なので、コミュニケーションを取れる人が向いていると思いますね。
今からインサイドセールスとして働きたい方に、おすすめの本はありますか?
「『THE MODEL』は、読んでいない人はいないと思います」
『THEMODEL』福田 康隆 著/翔泳社
私が知る限りではありますが、インサイドセールスとして成果を出している方は読んでいますね。読んでいない人はいないとすら思います。
ビジネスの仕組み作りについて書かれていますので、自分で仕組みを作っていきたい人は特に読んだ方がいいですね。
『インサイドセールス』茂野 明彦 著/翔泳社
これは擦り切れるくらい読みました。
インサイドセールスについて詳しく知れると思います。
『現場のプロが教える! BtoBマーケティングの基礎知識』飯髙 悠太、枌谷 力、相原 ゆうき、秋山 勝、安藤 健作 著/マイナビ出版
今はこれを読んでいます。
マーケティングの本を読んでおけばよかったなって思うんです。
インサイドセールスの前後の知識が私は全くなかったんですよね。
マーケティングの知識を持った状態でインサイドセールスの本を読んでいたら、もっと理解が深まったのかなって思います。
最後に
インサイドセールスを目指す方へ、具体的なアドバイスをお願いします。
「営業経験がある方でしたら自由度が高いところへ」
「未経験の方でしたら制度が整っているところへ」
私の推測ではありますが、未経験の方で自由度が高い環境に入社されると、急に放置されるような感覚に陥ることもあるのかなと思います。
弊社でも新卒の子たちが壁にぶつかっているのを目にします。
「その逆境が良い!」という人でしたら安心ですが、「未経験なのでコツコツ積み上げていきたい」という人でしたら研修体制がしっかり整っている環境が良いのかなと思いますね。
インタビューを通して
Y.H.さんの人柄の良さがひしひしと伝わってくるようなインタビューでした。
私も「Y.H.さんと一緒に働きたい!」とつい言ってしまうような、そんな場面もありました。(その場面でもY.H.さんは「ぜひ!絶賛募集中です!」と笑顔で受け答えしてくださいました)
私が一番感動したことは、「聞きたい内容を的確にお伝えしてくださったこと」
インタビュー中におっしゃっていた「何を求めているのかを的確に判断するように意識づけている」という言葉が体現されていることを、何度も目の当たりにしました。
具体的な話も織り交ぜて話していただいたので、もしこの記事を読んでくださっているあなたが未経験であったとしても、インサイドセールスで働くことについて、イメージが湧いたのではないでしょうか?
この記事があなたの道を切り拓くきっかけになることを願っています。
Y.H.さん、貴重なお時間をくださいまして誠にありがとうございました。
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