遂に企業から内定がでたら何をするべきなのか。
内定をもらってホッと気を抜いてしまいがちですが、在職先や入社予定の会社別にやるべきことや確認すべきことは沢山あります!
特に入社先の会社にとっては、内定が出た後の”素が出やすい”あなたをよく見ているかもしれませんし、印象を損ねないように気を抜かずに転職活動をやりきりましょう!
内定後の流れとは?
内定が出たら、以下のように現職先と転職先への書類手続きなどの対応をしなければいけません。
物事の最初と最後の対応は人の印象をとても左右しますので、丁寧に対応するようにしましょう。
内定通知へのお返事(雇用契約の締結※あとで消す)
最終面接の結果は面接日から3日〜1週間程度で連絡が来る企業が多いです。
人事担当者との距離感などによって、面接結果が電話かメールなどで来るかは異なりますが、内定の連絡をもらっても「内定が出たら即内定承諾!」といったお返事をするのは控えておくのが一般的です。
内定をもらったら、まずは連絡をいただいたことへのお礼を企業側に伝えましょう。
その上で、内定先の労働条件を確認してから、内定承諾を決めることをおすすめします。
労働条件を示した書類の名前は企業によって異なりますが、「内定通知書」「労働条件通知書」「雇用契約書」などの書類をいただいた上で、その会社で働く上での懸念点を解消しておくことは、入社後のトラブルを未然に防ぐために必要です。
退職準備でやるべきことは?
内定承諾をしたら、現職先を退職するための準備を始めます。
まず、現職先の直属の上司や人事などと相談をしながら、退職日を決めます。
法律では、退職日の2週間前に退職の希望を伝えればよいと言われていますが、引き継ぎなどの都合を配慮して、退職日は内定から1ヶ月後くらいで調整を進めるのがよいでしょう。
一般的に、退職する時に必要な手続きとしては「会社からの借用物の返却」「書類の受け取り」「引き継ぎ」の3つがあります。
会社からの借用物を返却する
会社を退職する時には、以下の借用品を返却するようにしましょう。
会社によっては、上記に加えて返却しなければならないものがあったり、返却ルールが定められていることもあるため、必ず返却物についての詳細は社内の規定ページ・書類を確認するようにしましょう。
書類を受け取る
次に、現職先を退職する時に受け取る書類は以下の4つです。
特に、雇用保険被保険証と源泉徴収票は転職先の会社に提出しなければいけないため、必ず受け取っておくようにしましょう。
引き継ぎのやり方とは?
引き継ぎについては、部署によって引き継ぐ量やタスクが変わるため、詳細は直属の上司との相談によって進めるのがスムーズですが、一般的には以下のようなタスクを担当することが多いです。
引き継ぎ期間は1ヶ月程度を目安として進めますが、引き継ぎが完了したと思っても、引き継いだ社員がタスクを理解できていなかったり、引き継ぎ直後にトラブルが発生することもあります。
そのため、引き継ぎのスケジュールには余裕を持って、引き継ぎ期間後に後輩のためのフォロー期間を設けておくとよいでしょう。
円満退職をするには?
円満に退職するためには、以下の3つのポイントを大切にしましょう。
① 転職する時期に配慮する
あなたが所属する部署の繁忙期や、担当しているプロジェクトが完了もしくは区切りがついていないタイミングでの退職はなるべく避けるようにしましょう。
あなただけではなく周りの社員も気持ちに余裕が持てない状態で、あなたが退職希望を打ち明けてしまうと、必ずしも良い反応をもらえるとは限りません。
自分にとっても、一緒に働いてきた上司や社員にとっても、負担のない時期を選ぶのがベストです。
② お世話になった方々への感謝を伝える
社外への挨拶はもちろん、社内でお世話になった方々へのお礼は必ず一人一人に行いましょう。
人は去り際にその人の本性が現れると言われるように、あなたが退職する時の態度を周りは必ず見ています。
過剰なまでの挨拶はせずとも、それぞれの方とのエピソードを織り交ぜながら丁寧に挨拶をして周りましょう。
③ 退職までのスケジュールを1ヶ月程度確保する
あなたが部署やプロジェクトで重要な立ち位置を任されていればいるほど、退職するまでのスケジュールを確保して、今の仕事を引き継ぐ社員へのフォローをしっかりと行いきることが大切です。
あなたの都合で、たった2週間程度の引き継ぎ期間しか設けていなければ、引き継がれる人や周りの社員にも余裕がなくなってしまいます。
入社準備でやるべきことは?
内定をもらって労働条件を確認できたら、いよいよ内定承諾のフェーズです。
内定の通知の時に内定承諾への回答期限を設ける会社もありますが、基本的に内定承諾の返事は内定から1週間程度で連絡します。
諸事情により保留したい時や同時並行で受けていた会社の合否を待ちたい、などの要望がある場合は、必ず内定先の担当人事に連絡をして、回答期限を伸ばせるかどうかの相談をしてみましょう。
ちなみに、実際には現職先を退職する準備と、転職先へ入社する準備は同時並行で進めるケースが多いです。
現職先で退職する日を決めたら内定先へは内定承諾のお返事をして、現職先では人事と引き継ぎなどの話を進めるというように、バタバタとやるべきことを進めなければいけません。
そのため、あらかじめ現職先でも余裕を持って動けるようにタスクを調整しておけるとよいでしょう。
入社するまでに気をつけること
内定承諾をしてから内定先へ入社するまでに、いくつか準備することやオファー面談などをすることがあります。
その時に、どのシーンにおいてもできる限り「即レス」を心がけるようにしましょう。
入社までの短い期間において、コミュニケーションを円滑に行えないという印象を与えてしまうと、入社後のあなたのイメージも傷つきかねません。
やることが少ないからこそ、相手とのコミュニケーションは大切にしましょう。
転職先へ入社するとき
転職先への準備として、入社する時に提出しなければならない書類は必ず準備しておきましょう。
現職先から退職する時に受け取る書類と、自宅で保管している書類があるため、それぞれ入社する1週間前には揃っているか確認しておきましょう。
上記の書類以外にも、企業によっては健康診断書などの別書類の提出が求められることもあるため、採用担当の方に事前に確認しておけるとスムーズです。
入社日はいつがいいの?
転職先の会社へ入社する日は、前職を退職した日の翌日がよいでしょう。
退職日と入社日が1日でも空いた場合、社会保険の手続きなどが必要となります。
不要な手続きを避けたい場合は、退職日と入社日の間を空けないことがおすすめです。
入社・退社する時のマナーを守り、内定手続きをスムーズに行いましょう!
内定後の流れや対応すべきことについて、イメージできましたか?
自己分析から面接まで努力して勝ち取った内定先の会社で、どうせなら気持ちよくスタートを切りたいですよね。
現職先への対応では、新しい会社からの内定が出たからといって対応を雑にしてしまうのではなく、むしろ最後ほど丁寧に対応して、円満退職ができるように心がけましょう。
そして、転職先への対応では、担当人事との内定後面談やオファー面談などの機会でもポジティブな印象を持ってもらえるようにして、気持ちよく再スタートできるとよいでしょう。
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