転職活動を始めたけど、自己分析ってどうやればいいの?
書類選考がぜんぜん通らない。
転職活動をする上で最も大切で、気合いを入れて頑張るべきステップが自己分析。
ですが「何から初めてどこまで考えたらいいか分からない」と悩む方も多いのがこの段階なのです。
転職しようと決めたのに自己分析が上手くできずに転職活動が進まず困っている方は、ぜひこの記事を通して「”正しい”自己分析のやり方」を知ってみましょう!
自己分析を制するものは、転職活動を制します!
転職活動を終えるまでのスケジュールを知ろう!
転職を成功させるためには、まず転職活動の全体スケジュールを知っておくことがとても重要です。
一般的な転職活動は、自己分析〜退社/入社まで3ヶ月程度かかります。
転職活動は「自己分析」「会社選び」「書類作成/提出」「面接対策/面接」「内定〜退社/入社」の5ステップに分かれており、人によって時間をかけるべきステップは異なります。
異業種/業界への転職なのかそうでないのか、によっても転職活動にかかる時間は異なるので、あなたが時間をかけるべきステップはどこなのかを考えてみましょう。
すぐ転職できる/すぐ転職できない人とは?
転職活動にかかる時間を最大1ヶ月程度、縮められる人がいます。
それは、自己分析がしっかりと行えており、自身のキャリアや人生ビジョンが明確に決まっている人です。
「自分が将来やりたいことは何なのか、そのために経験すべき仕事は何で、それらを成し遂げたいのはこういう人生軸があるからだ。」
そういった将来から逆算したキャリアイメージを描けていて、客観的にそのキャリアに整合性があると判断してもらえる程度の明確さがあれば、自己分析の最も重要な部分は考えられている状態であると言えるでしょう。
もちろん、その将来ビジョンに対して「現状は何をしてきたのか」など現在の自分についても深掘って考える必要があるので、自分は自己分析ができている!と思っている方でもこの記事はぜひチェックしてみてくださいね。
適切な自己分析のやり方とは?
自己分析が転職活動を成功させるために大切なことは分かりましたが、具体的には何をすればいいのでしょうか。
自己分析として深掘るべきことは、①過去〜将来の人生ビジョンと、②あなたが持つスキル・経験の2つです。
例えば、上記2つについて深く考えずに転職してしまった場合、
今のあなたにとって何が大切なのかをちゃんと理解せずに別会社へ移り、「新しい環境で頑張ろう!」と思っていたけれど、なんとなく思ってた仕事環境と違ったから、もう一度転職をしよう。という状況に早々に陥ってしまいます。
例えば、第二新卒の方で、新卒の時に「給料やキャリアが良さそうだったから」という理由で入社をしますが「やっぱり思っていた社会人生活と違った」と早々に転職活動を始めるパターンはよくあります。
要するに、自己分析を深掘りできずに転職した方は、結果的に転職先とのミスマッチから再転職をすることになり、キャリアが不安定なまま年齢を重ねてしまう傾向が高いのです。
実際に、弊社がお取引きする企業の中には20代での転職は2回まで、30代での転職は3回までと書類選考のボーダーラインを設定している企業もあります。つまり、転職においてはたった一回の失敗も命取りになることがあるのです。
だからこそ、今の段階で「正しい自己分析」ができる自分になり、転職後のミスマッチが起こらないようにしましょう。
STEP① 過去〜将来のキャリアビジョンについて
まずは、あなたの人生における「仕事」について考えてみましょう。
大抵の人は人生の多くを仕事に費やします。
だからこそ「自分はどんな生き方をしたいのか」という人生ビジョンから、「仕事ではどんなキャリアを重ねたいのか」というキャリアビジョンまで、繋げて考えてみる必要があります。
例えば、あなたが20代であるなら、
「30歳〜40歳になった時に、どんな自分になってどんな仕事をしていたいのか?」について、できる限り考えてみましょう。
何か成し遂げたいことがあって、バリバリ仕事を頑張りたいのか、
ライフワークバランスを保ちながら、プライベートも仕事も充実させたいのか、
フルリモートで場所に制限されない生活を過ごしたいのか、
あなたが自身の人生とキャリアにどういったビジョンを持っているのかを知ることで、その時の感情に流されない「芯のあるキャリアプラン」を元に、転職先の優先順位を考えることができるようになります。
STEP② 自分の職歴・スキルについて
次に、あなた自身について、「過去〜現職での経験について」と「あなたの性格・傾向について」の2種類を深く考えてみましょう。
過去〜現職での経験について
まずは過去の仕事に対する選択や感情など、今までの職務経験から分かることについて、できる限り言語化して書き出してみましょう。
[過去の入社/退社の選択について]
・なぜ今までの会社に入社・退社しましたか?
[働いていた時の感情について]
・どんな時に仕事の面白さ/楽しさを感じましたか?
・なぜその仕事に面白さ/楽しさを感じましたか?
・どんな時に仕事が嫌だと感じましたか?
・なぜその仕事を嫌だと感じましたか?
・なぜ転職したいと思いましたか?
[自分のスキルについて]
・今までの仕事で何の職種を経験しましたか?
・具体的に、どんな仕事内容をこなしましたか?
・得意な仕事・苦手な仕事はどういったものでしたか?
過去の仕事経験を振り返ることで、転職先の条件に入れるべき/入れないべきことや、あなたが仕事をする上でのモチベーションは何か、など実体験に基づいたヒントが沢山分かります。
ちなみに、前職や現職での経験について振り返る時は他責で考えないように心がけましょう。
自己分析の時に他責思考で振り返ってしまった場合、面接でも無意識に他責傾向のある回答をしてしまう場合があります。
あなた自身の性格について
次に、あなた自身はどんな仕事に適性があるのか、などを知る質問をしてみましょう。
[あなたの性格について]
・長所・短所はどんなところですか?
・あなたの長所が活きた時はどんな仕事をしていましたか?
・あなたの短所が出てしまった時はどんなシーンでしたか?
あなた自身について、深掘って知ることは「今の自分は目指したいキャリアのうち何ができて、何はできないのか」というスキル面に関することや、「目指したいキャリアは自分に合っているのか」という性格面から、転職先を判断することができるようになります。
自分がやりたい/極めたい仕事が自分に向いているのかどうかを知ることは、最終的にどんな選択をするとしても後悔しない転職のために必ず必要なステップなのです。
転職する業界/業種はいつ決めるべきなの?
転職する業界/業種は、自己分析ができた後に決めていきましょう。
転職活動の時によくあるミスとして、自己分析をする前に業界/業種を絞ってしまい、実は自分に合っていない条件で転職して失敗してしまったというケースがあります。
なので、「自分にはこの業界/業種しかない!」と決めつけて転職活動を始めるのではなく、正しい自己分析をした上で自身のスキルやキャリアビジョンに合う仕事を見つけましょう。
最近のトレンド業界は?
近年は、IT業界(SaaS企業を含む)と人材業界が伸びており人気が高いです。
様々な業界でのIT需要は年々高まりを見せており、先進性の高い華やかなイメージもあることから、転職先の業界候補としてとても人気があります。
ちなみに、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によれば、2030年時点で少なくとも約41万人のIT人材不足が起こると予想されており、IT人材に対する需要は上がり続けています。
また、人材業界は人との「コミュニケーション」を仕事にすることが好きな人に人気のある業界です。
未経験でも挑戦できる業種は?
未経験でも挑戦できる業種としては、営業・エンジニア・施工管理の3業種が挙げられます。
比較的挑戦しやすい理由として、これらの業種は専門性が必ずしも必要にならないからです。
特に、営業やエンジニアは普遍的に人気の高い業界でもあるため、思いきって今の仕事から別の職種で転職をしたい方は候補として考えてみてもよいかもしれません。
キャリアアドバイザーを活用すべき人とは?
転職活動は1人で進めることもできますが、転職サポートの専門家であるキャリアアドバイザーの力を借りることで、よりスムーズに成功への道を進むことができます。
「絶対に次の転職では失敗したくない…。」
「転職したことがないから、どう動けばいいか分からない。」
「転職した後の将来像まではっきりさせながらキャリアについて考えたい」
そんな思いを抱いて転職活動をされる方は、ぜひ一度、キャリアアドバイザーとカジュアルに自分の将来について話してみましょう。
キャリアアドバイザーは、自己分析から転職先が決まるまでの一連の流れを全てサポートさせていただきます。
そのため、転職初心者や、何度面接をしても内定が取れず転職活動に悩んでいる方にとっては、キャリアアドバイザーの持つ知識や経験が特に役立ちます。
自己分析を適切に行って、あなたに合った転職軸を正しく決めましょう
自己分析が転職活動をする上でとても大切であることはお分かりいただけたでしょうか。
あなたが学生時代に部活などに熱中していたなら、きっとその時は何かしらの目標を立てて努力を重ねていたはずです。
ですが意外にも、会社に入った時や働いている時に、目標をちゃんと考えたことがなかったという人は数多くいます。
自分自身をよく知らずして、転職活動の成功はあり得ません。
「絶対に次の転職では失敗できない…」
そう思う方ほど、自己分析はやりすぎくらいに深掘ってみましょう。
あなたが経験してきた仕事や、今後描きたいビジョンについて深く知り、キャリアプランをもう一度引き直した上で、あなたに合った業界や職種を選ぶことができれば、きっと次の職場では望み通りに働けるはずです。
もしこの記事をお読みいただいた上で転職すべきかどうかを悩んでいる方は、転職サポートの専門家である実力派キャリアアドバイザー陣が力になります。
ぜひお気軽に、まずはZ世代転職の公式LINEから、カジュアル面談でサポートを受けてみませんか?
全サポートを無料で、あなたに寄り沿う転職活動をさせていただきます!